CPマーク認定制度について
CPマークとは平成16年、官民合同会議では「 防犯性能の高い建物部品 」の普及を促進するため、「 共通呼称 ( 防犯建物部品 ) 」と「 共通標章 ( CPマーク ) 」を制定しました。
試験の結果に基づき、侵入までに5分以上の時間を要するなど一定の防犯性能があると評価した「 防犯性能の高い建物部品目録 」に掲載・公表された建物部品は、「CPマーク」の使用が認められています。
CPマークの意味「防犯」Crime Preventionの頭文字CPを図案化したもの。住宅性能表示の「防犯」項目では、CPマークの付いた商品が義務付けられています。
窓ガラスとCPマークCPマークの付いたガラスは、各都道府県が定める防犯対策にも有効です。
例:防犯優良マンション東京都では、 防犯対策がなされているマンションを認定するため共有出入り口(玄関等)、管理人室の開口部・窓、住宅の窓等、CPマークの付いた防犯性能の高い窓ガラスの利用を推奨しています。
ガラスについての試験項目
- 「ガラスの防犯性能の試験に関する細則」に定める試験項目のうち打ち破りについて8回以上、こじ破り及び焼き破りについて5分以上の抵抗性能を示した商品。
- 以下の商品と中間膜の素材・厚さが同等以上、かつガラスの合計の厚さがそれ以上であるものも防犯性能の高い建物部品に該当する。
- 以下の商品を少なくとも片側に使った複層ガラス、真空ガラス等複合機能商品は、防犯性能の高い建物部品に該当する。
付帯条件
- 窓サッシには、サブロック付クレセントと補助錠を合計2箇所以上に取り付けてあり、かつ施錠されていること。
- 施工・使用に関する条件については、板硝子協会が規定・推奨する基準によること。
凡例
- FL3+PVB30ミル+FL3
30ミルのポリビニルブチラールを3ミリ厚のフロートガラスで挟み込んだ合わせガラス - (FL3+PVB30ミル+FL3)+空気層+FL3
FL3+PVB30ミル+FL3の合わせガラスと3ミリ厚のフロートガラスを用いた複層ガラス - 会社名欄記載の記号(目録登載商品について)
*1 合わせガラスと合わせ複層ガラスの両方を取り扱っている会社
*2 合わせガラスのみを取り扱っている会社
*3 合わせ複層ガラスのみを取り扱っている会社 - 1ミル=1/1,000インチ(0.025mm)
- 略号の意味
FL3:フロートガラス3mmPVB:ポリビニルブチラール EVA:エチレン酢酸ビニル共重合樹脂PC:ポリカーボネート PET:ポリエチレンテレフタレートP/M:パンチングメタル
財団法人全国防犯協会連合会ホームページ「防犯性能の高い建物部品目録」より抜粋