ソーダ石灰ガラスの一般的性質

ソーダ石灰ガラスの一般的性質

屈折率 屈折率 光がある物質から別の物質に入った時に光の方向が変わる現象=屈折

変化の度合い=屈折率

真空に対する屈折率=絶対屈折率

ガラスベンジン水晶ダイヤモンド
1.521.331.501.542.42

反射率 反射率(%)=(反射光量/入射光量)X100
6㎜透明ガラスの反射率=約7.9%

これは垂直入射に対してであり、斜め入射では反射率は増大する。
入射角が60度より大きいと反射率が高くなり、光が透過しにくくなる。

比熱 1gの物質を1℃上昇させるに必要な熱量(カロリー)を比熱と呼ぶ。(単位:cal/g℃)

ガラス花崗岩アルミレキサン(ポリカーボ)
0.200.110.200.220.26~0.281.00

軟化温度 軟化温度とは決められた粘性係数になる温度を言う

0.55㎜~0.75㎜の均一直径を持った23.5㎝の長さのガラスファイバーを、
その上部10㎝を約5℃/分で温度上昇させた場合、
自重で1㎜/分の速さで伸びる温度

10 7.5(10の7.5乗)ポイズ
通常のガラス=720~730℃

熱伝導率 断面積が1㎡、長さが1mの棒を仮定。
その両端の温度差が1℃の時、1時間に流れる熱量。(単位:kcal/m・hr・℃)

ガラスアルミゴム
0.68190410.33

線膨張係数 長さがL㎝の物質の温度が1℃上昇して長さがΔL㎝膨張する時に
線膨張係数(線膨張率)αはA=(ΔL/L)/℃で表される。

伸びる量=線膨張係数×温度変化×元の長さ(単位:X10 -6/℃)
ガラスレキサンアルミ木材
8.5~9682316115~8

比重 物質1立方センチ(㎝3)の水の重さを1とした時、各物質の重さを比重と呼ぶ。

ガラスダイヤモンドレキサン松・杉
約2.57.93.51.20.5
単板ガラスの重量
板厚(mm)356810121519
kg/㎡約7約12約15約20約25約30約37約47

硬さ(モース氏硬度) 材料の硬さを表す方法には、ビッカース硬度、ロックウエル硬度、ブリネル硬度、ショアー硬度など。
ガラスの場合はモース硬さで表します。

モース硬度材料
1滑石
2石こう
3方解石
4ホタル石
5リン灰石
6正長石
7石英
8トパーズ(紅玉)
9鋼玉
10ダイヤモンド
ガラスは約6度(5と6の間)

ヤング率 ヤング率とは縦弾性係数ともいい材料の伸びやすさ、あるいは縮みやすさを示す。
たわみ計算、応力計算に使用される。

(単位:GPa)
ガラスダイヤモンドコンクリートレキサン
71.62061,000302.3
鋼はプラスチックの約100倍、ガラスの約3倍

ポアソン比 力を加えた方向の物の変形の程度と、力と直角方向の変形の割合をポアソン比と言う。

たわみ計算や応力計算に必要。

ガラスのポアソン比は約0.23です

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